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お父さんの死に際して
甲子園に行こうと思って荷造りをして、
シャワーを浴びて風呂から出てきたら、
かみさんが涙を目に浮かべ震える声で
「間に合わなかった」と言った。
かみさんはこのお盆の休みを利用して、
実家に帰ってお父さんに会いに行くつもりだった。
僕は甲子園に行って創価高校を応援するつもりだった。
急遽、僕のすべての予定をキャンセルし、
車でかみさんの実家に向かった。
首都高は渋滞していて、実家に着くのは深夜だった。


お父さんは病院から既に家に帰っていた、物言わぬ姿で。
線香を上げさせてもらい、お顔を見させてもらった。
安らかな顔。「成仏の相だ」と僕は思った。
病と戦っていたお父さん、
亡くなる前日は身体の調子は良好で、
つきそってるお母さんは、医者から
「頑張ってますね」なんて言われたそうだけど、
この日、容態が急変し大量に吐血、臨終となった。
家族ではお母さんだけに見守られた最期だった。


お父さんはきっと死期を見極めていたんだろうな。
吐血したり苦しんでいる姿を、娘たちには、
見せたくなかったんじゃないか、そんな風に僕は思った。


親父ってもんはそういうもんじゃないかな。


タイミングも絶妙だった。
少しでも遅かったら、僕は甲子園に向かっていた。
即対応は出来なかっただろう。
僕もかみさんも、これから休みというときだった。
もし仕事が忙しい時期だったら、
こんなに心落ち着けて丁寧に、
お父さんとの別れは出来なかったように思う。
今回はすごく丁寧に、亡くなったお父さんと対話しながら
送ることが出来たと思っている。これでよかったんだ。


通夜と葬式をすませ、かみさんは実家に残し、
僕だけ自宅に戻ってきてこの文章を書いている。


さて、かみさんの実家の寺は浄土真宗大谷派。
通夜も葬式もお寺のお坊さんを呼んでやることになった。
事前に、葬儀屋と我々家族で打ち合わせをしているとき、
「坊さんにいくらつつむか」ということが議題となる。
葬儀屋曰く、通夜3万、葬式5万(初七日分含む)が妥当とのこと。
その話を聞いているなかで、学会員の僕は、
「友人葬ならそんな金かかんないのにな、
そんな心配すらすることないのにな」って思ってた。
しかし、お経唱えて8万円ですよ。ボロ儲けじゃん。
方便品自我偈ならば、俺がやってやるよ。
お経というのは、学会員なら誰でも唱えられる
読経なんて僕からすれば当たり前のことけれど、
一般の人からみると、ありがたいものだったり、
素人には出来ないことみたいに
思われてることにあらためて気づかされたよ。
それに、けったいな節のついた正信偈や阿弥陀経より、
方便品自我偈の方がサックリサクサクしてて、
俺は好きだなって思ったわ。
まあ好き好きなんだろうけれど。


また、戦後の創価学会の「折伏大行進」というものは
アンチは「社会を敵にまわした」って主張するけど、
「既得権益を持っている寺を敵にまわした」というのが
妥当だなって、あらためて思ったわ。
創価学会のあの戦後の折伏運動っていうのは、
坊主の既得権益の構造改革だったんだよ。
すべてはそのための方便だったと解釈出来る。


「お坊さんにお経を唱えていただけることがありがたい」
「お経はお坊さんにしか唱えることができない」
こんな価値観をぶちこわして(お母さんは本気で
こういう風に思っている様子だったもの)、
「在家だってお経は十分唱えられる」ということを
普及させるための運動だったんだなと、今ではわかる。
そのために、日蓮正宗を利用したんだ。
別に「利用した」って言い切っちゃっても良いと思うよ。
朝晩の勤行の化儀は、普通の一般人が、
「坊主なんて別に偉くなんてない」と気づくことに化法、
つまり本意があったのではないか。
日蓮正宗の坊主のことだって、一緒にやってたときから
「坊主が偉いわけじゃない」って言ってたよね。


法華経をはじめ大乗仏教の真意というのは、
「出家なにするものぞ、出家より在家が偉いのだ」
という思想だと思うしね。
日蓮正宗と別れることで、その思想が完成したんじゃないかな。
別れた今の創価学会は、本尊にもお経にも不自由していない。
「うまいことやったなあ」って思う。
また戸田城聖は天才だと僕も思うわ。


話を戻すが。
やっぱりお父さんは勝利したと思った。
打ち合わせの時点では、家で家族葬というかたちで
こじんまりとやる予定で、少数の人にしか
このことを伝えなかったのだが、次から次へと
人がたくさんやってきてお悔やみを告げてくれた。
お父さんは、静かでおだやかな人柄で、
周囲の人から本当に好かれていたのだな。
そのことが今回すごくよくわかった。
お父さんがどうやって生きてきたのか、
本当に庶民の行き方をしたその生き様こそ、
仏の振る舞いであったのだろう。
涙を流してくれる人の数がそれを証明してると、
僕は思った。


病気は治せなかったけれど、そこにもメッセージはある。
お父さんの闘病から、僕がなにをつかむのか、
残された人がなにをつかむのか。
実はこれからが戦いだと、僕は思うんだ。
お父さんの死を背負いながら、
お父さんの思いを抱えながら僕は生きていく。
それこそが永遠の命だろう。
だから、決して負けたわけではない。


これまで題目を送ってくれた人、
題目じゃなくても祈ってくれた人、本当にありがとう。
アラシに近いイヤミを書いてくれた人にも(笑)、ありがとう。
お父さんの分まで、僕はこれからも一所懸命に生きていくつもりです。
そう、たとえどんなことをどんな風に言われてもね。


※自宅に帰ってきた8月12日に途中まで書き、
本日編集し、まとめてアップしました。
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【2007/08/17 23:49 】 | 未分類 | コメント(6) | トラックバック(0) | page top↑
<<創価の思想 | ホーム | 朝青龍の騒動で思ったこと>>
コメント
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お疲れさまでした。
お父さまの御冥福を心よりお祈り申し上げます。
安生として安らかに眠られた事を
確信いたします。

確かに創価学会は、日蓮正宗を利用させて
いただきました。
そして大変勉強になりました。
感謝をしなくてはいけないと思っています。
日蓮正宗がどれだけ堕ちたか、ということを
声を大にして破折していくことこそ、
恩返しだと私は思っています。

とても暑い夏でした。
一生心に残る夏になりますね。

by:photochika | URL | #-【2007/08/18 01:01】 [ 編集] | page top↑
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お疲れさまでした。
by:三九郎 | URL | #-【2007/08/18 09:17】 [ 編集] | page top↑
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お父さまのご冥福をお祈り申し上げます。
gizmoさんの題目によって、必ず霊山へと旅立たれたことでしょう。

>日蓮正宗と別れることで、その思想が完成したんじゃないかな。

その前には、宗門の権威にひれ伏して、池田先生を会長から“勇退”させたということもありました。
これは、「前三後一」の「後一」だったんでしょう。

>病気は治せなかったけれど、そこにもメッセージはある。
(中略)
>だから、決して負けたわけではない。

残された人が、こう確信できるかどうかだと思います。
「生も歓喜、死も歓喜」なんですから。


by:にっし~ | URL | #OF4bp5hE【2007/08/18 14:31】 [ 編集] | page top↑
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gizmoさん、お疲れ様でした。m(__)m
お義父様の心からのご冥福をお祈り申し上げます。
ここでは、割愛しますが、なんだか、私の母方の祖父母が眠りについた時の事を思い出しました。
人の死って生き方とかもでるんだなと。
by:ほしのしずく☆ | URL | #kVP5JqGo【2007/08/18 22:23】 [ 編集] | page top↑
--gizmoさんへ--
故人の御冥福を心よりご祈念させていただきます。
私も母を亡くしました。
その時の経験からですが、遺族の抱える喪失感というのは、言葉に尽くせぬほど深く広いたいへん大きなものでした。
そちらに対してのケアもとても重要なことだと思います。


>また、戦後の創価学会の「折伏大行進」というものは
アンチは「社会を敵にまわした」って主張するけど、
「既得権益を持っている寺を敵にまわした」というのが 妥当だなって、あらためて思ったわ。


“葬儀”が、一番思想の差異を感じさせてくれる時かもしれませんね。

今の立場から過去を眺めてみますと、たしかに『宗教改革』であったと思います。

>創価学会のあの戦後の折伏運動っていうのは、 坊主の既得権益の構造改革だったんだよ。

おっしゃるとおりだと思います。
いまだ改革途上という感じですね。

学会に対するデマは、この既得権益のある者たちが中心になって垂れ流してきたのだろうとも推察しています。
葬儀の準備時から回忌法要まで、常に金・金・金・・・・。さすが葬式仏教という感じです。

by:ヤマト | URL | #fb7xNeB2【2007/08/19 01:56】 [ 編集] | page top↑
--お疲れ様でした--
  お父様のご冥福をお祈りいたします。
by:nana | URL | #-【2007/08/22 05:12】 [ 編集] | page top↑
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